本気でやれば何でもできる、と思う理由&私の経歴。

本気でやれば何でもできる、と思う理由&私の経歴。

今日は、
最近ちょくちょく聞かれるようになった、

「どうやってWEBデザインとか覚えたんですか?」
「不器用だけど私にもできますか?」

っていう質問について。

そう思っている理由について、
コメントやメールの返事では上手く伝わらないと思ったので、
今日は私の経歴も踏まえて書いてみようと思います。

長くなるので結論から先に言うと、
WEBのプログラミングや、ソフトの使い方は、
社会人になって働きながら独学で覚えましたし、
不器用とか関係なくできると思います。

決して、頭いいから独学でプログラミングができた、
なんていうこともありません。

私の通った高校はド田舎にあって、
偏差値は確か52そこらだったし、
片親の家庭で経済的に豊かでもなかったので、
当時使ってたパソコンは、19歳の時にバイト代はたいて買いました。

お金があったら学校に通ったかもしれませんが、
私は無かったので(笑、
本&ネットで調べながらで覚えました。

アメブロのカスタマイズが出来るようになるくらいのレベルなら、
こういう本買って読めば、
誰だって1週間くらいでなれると思います。

覚える気があるかないか、ただそれだけです。

先に謝っておきますけど、
普通の女の子の、むしろ効率の悪い人生のエピソードなので、
興味ある方だけどうぞ~。

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1.最初はWEBとは全然関係ない音楽会社へ就職

細かいことは端折りますが、
私はWEBとは全く関係のない、音楽専門学校卒です。

専門学校(音楽系)を卒業し、最初に就職したところは、
音楽教室を運営する超ベンチャー企業。

音楽教室といっても、入社した当初はマンションの1室。

生徒さんは50名、
先生たちは現役の音大生のアルバイト数名という、
聞いた事もないものすごーーく小さな会社。

社長は、胡散臭い感じの、
慶応大学を中退した20歳の元大学生。

とても音楽教室とは呼べないような状態の、
社員1人もいない“アヤシイ会社”。
しかも、福利厚生も交通費もなしの、月給16万円くらい(笑
(↑社員じゃなくない?笑)

先輩がいないので、私に色々やらせてくれそう、
私がこの会社大きくしてやる!と思って入社しました。

この時私は19歳でした。

今思うとアホだなーと思いますが、
お金に左右されず、
“おもしろそう”っていうのを優先した自分は褒めてあげたいな、
と思います(笑

入社後、
会社を大きくするために、
何とか自力でAdobe(デザインソフト)を手に入れて、
本読んだり、ネットでいろいろ調べたりしながら、
チラシ作ったり、
ホームページ作ったりしました。

受付やら、マーケティングやら、経理やらもしてたので、
最初は、沢山あるうちの仕事のひとつ、という扱い。

私のWEBデザイン歴は、この時からスタートします。

別に、
色々やったからってお給料が上がるわけじゃないし、
自分で仕事増やして残業漬けになるし、
金銭的にも生活は悲惨な状態でしたが、
こんなことどうでもよくなるくらいとにかく楽しくて、
本気で色々覚えました。

もちろん、
社長に良いように使われているのも分かっていましたが、
"覚えたことや経験は全て後の自分のもの"
と最初から思っていたので、
会社はその為に利用している感覚でした。

全部、会社の為というより、自分の為。

自力でそんなことを5年も続けていたら、
当たり前ですけど、出来る事がかなり増えました。

いつの間にかスクールも全国に展開するほど大きく成長し、
お給料もやや上がって、悲惨だった生活も普通に(笑

そして私は、気が付いたら25歳。

私が会社を大きくしたとは“全く”思っていませんが、
最初に思った“会社を大きく”という夢は叶えたかな、
と思います。

このとき、

会社で人の上に立つっていうのは性格的に合わない!
毎日会議がしたいわけじゃない!

と思い始めていたのと、

なんかWEBデザイン楽しいー!!!

って思ってたので、結果、

"そうだ、WEBデザイナーになろう。この会社やめよう(。・ω・。)"

…と。

ということで、
貯金もなかったし、
転職先を探すヒマも全然なかったので、
次のあてもまったく無いまま、
5年半も務めた会社をあっさり退社。

本気の賭け。

しかも、WEBデザイナーとしての実務経験ゼロ。

ソフトもきちんと使いこなしていない素人の私を、
雇ってくれるところなんてあるんだろうか?という心配が結構ありました。
(しかもお金ない!)

…しかし、

動かなくちゃ、何も始まらない!!

2.自分を客観的に見つめた転職

退社した次の日から、
必死こいてネットで転職先を探しました。

1か月探しまくって目に留まったのは、
大手アフィリエイト会社の社内WEBデザイナー。

デザイン制作会社じゃなくて、
探していたのは”デザイン部署のある会社”でした。

実は…

1つ目の会社で働いていた時の、たった2ヶ月間のことなんですが。。

自分のスキルのレベル確認&デザインを覚えたくて、
会社が休みの日に、デザイン会社へインターン(無給バイト)に行っていた時期がありました。
(この2か月間は休みがゼロだったので、死ぬかと思った…。。)

今やiemoや、連続企業家として有名な、村田マリさんの会社でした。
(めっちゃカッコイイ女性でした)

ここで私は、
"今の自分のスキルでは、デザイン会社はまだ無理"
と自覚することになり、
転職先を"デザイン部署のある会社"と定める事ができたので、
いい経験になりました。

突然辞めてしまって迷惑かけたな…;身体キツすぎました、すみません;

求人は出てなかったんだけど、
私の希望にドンピシャすぎて、
会社のホームページから応募したら、受かりました(笑

ちょうど求人を出そうかと思っていた時期だったみたいで、
運が良かったっぽい。

ここは新宿の高層ビル群の中にある大きな会社で、
設備はもちろん整ってて、
社長もめっちゃ優しくて、物腰柔らか。

お給料も前職と比較して2倍近くなり、
それまでできなかった貯金も出来るようになって、
プライベートもかなり充実。

全てが転職前とは真逆の環境。

良い環境で毎日デザインだけに没頭できたので、
この会社のおかげで、
「WEBデザイナーです!」
って言えるようになれたと思います。

あの時覚悟決めて転職して、本当に良かったと思う。

そしてあの時、
必死になって何百個と会社を探した自分、グッジョブ。

あと何より、
デザイナー未経験の私を採用してくれた社長に感謝。
(尊敬!ほんとに頭が上がらない)

ほんとにいい会社で、
先輩もみんな、本当に優しかった!

感謝!!!(泣

3.そして今、主婦&WEBデザイナーとしての私

ちなみに、世のWEBデザイナーさんって、
最初から独学で覚えて、仕事にしてる人多いです。

それだけ突っ込みやすい世界なのかも。

ただ、
日々デバイス(ガラケー→スマホ、タブレット等)の進化や、
それと並行してプログラミングの進化、
デザインの流行り廃りもあるので、
WEBデザイナーは"一生勉強"の世界です。

就職したら一生ものの知識、というものではないです。

むしろ、進化についてく為に、一生独学を続けなきゃいけない職業。

私の展望では、
2社目の会社でWEBデザインをきちんと覚えて、
それからWEB制作会社に転職、更にWEBデザインを極める!って予定でしたが、
結婚をして東京を離れてしまったので、
急遽、進路変更。

今はWEBデザインより家族の方が重要になっているので、
WEBの勉強が追い付かず、
ゆるゆると主婦業にシフトしつつあります。

あと最近よくブログでも紹介している"物づくり"にもシフト気味です。

ただ、WEBデザインはやめたくはないので、
ゆるゆる続けてる感じです。

今、全部中途半端な(本気じゃない)状況ですが、
私にとってこれはこれで心地よいかな~、なんて♪

4.WEB業界に興味がある人達へ私が思うこと

今の歳になって、色々な方を見てきて思うのは、
私は、下手な生き方をしてきてしまったな~、ということ。

だいぶ遠回りした感じ。

きちんと大学にいって、
就職活動をして、
最初からある程度大きい会社に勤めて、
っていうのが良かったなぁ…と思っています。

きっと、そういう生き方をしていても、
趣味や副業としてWEBデザインして、
結局はWEBデザイナーになっていたような気がするので。

WEBデザインって趣味でもできるようなものなので、
そういう力(本気)の発揮の仕方の方が、
生活も安定しただろうし、ずっと賢いと思います。

生活が安定すると、
買える本の量も増えるし、
パソコンだって良いものが買えて、作業効率も上がるし。

新卒の段階で、
WEBデザインやりたいって思ってる人は特に、
最初からある程度大きな会社へ行った方が良いと思います。

理由は、
会社の金銭的余裕や、
環境によってスキルの伸びが左右される職種だからです。

なので、
こんだけ自分の人生をツラツラ書いてますが、
WEBデザイナーの経歴としては、あんまり良くない例です。

ただ、2個目の会社に入社した時、
私はデザイナーでしたが、
営業の人達よりもSEOやらネットマーケティングに詳しかったと思うので、
それだけはベンチャーで良かったかな、と。

ということで自分は、
浅く広く色々なことができるけど、
WEBデザイナーとしては2流の腕だと思っています。

5.結論「やればできる」

私は、人に教わることなく、
それなりに色々出来るようになってきた経験上、

本気になれば、なんでも(それなりに)できるようになる

と思っています。

教わることができるのであれば、なおさら。

人によって置かれている環境が違うので、
"絶対に誰でもできます"とは言いませんが。

私が必死になって覚えていた10年前に比べたら、
今は、ネットで調べれば何でも出てくる時代です。

はるかに恵まれています。

とにかく分からないことは調べる!
ケチってないで、本買って勉強する!
ただそれだけです。

普段DIYしない人が、凄いウェディングアイテムをいきなり作っちゃうのも、
ダイエットに成功することも、
規模が違うだけで、同じようなことだと思います。

"できない"んじゃなくて、
本気でやっていないだけじゃないでしょうか??

本気で調べれば分かるし、
不器用でも本気になれば何でも作れます、きっと。

最初は失敗するかもしれないけど、
その時失敗した部分や弱点が具体的に分かって、
次はそこを改善して…を繰り返して、
どんどん上達していく。

最初っから上手く出来る人なんて、そうそういません。

私にも、
目を背けたくなるようなひどいデザインが過去に山ほどあるし、
このブログのデザインだってもう飽きてきてるし、
変と思うところもいくつもあります。

いつも作った時は、これで良し!って思ってるんだけど、
成長の証しですね♪

出来るようになりたいって本気で頑張れば、
当たり前かもしれないけど、
なんだって出来ると思います。

本気でなければ、
いくら器用で素質があっても、
それなりにしかならないと思います。

ちなみに、
私の知り合いで、
手先は不器用だけど、
WEBデザインは可愛いデザイナーさんいますし(笑

結局、なんでも自分次第だと思います。

あと、
自分が興味を持つものって、
人生の中でそんなに沢山あるわけじゃないと思うし、
年を重ねるごとに少なくなっていくと思うので、
見つけたらまず、行動してみた方が良いと思う。

下手でもなんでもやってみないと、
より深い興味って湧かないんじゃないかな?と、
私は思います。

やってみて、なんか違ったら辞めれば良いだけ。

「とにかく本気でやれば、誰だってできます」

長くなりましたが、
これが、質問に対する私の回答です。

そして今後の私の目標。
英語できるようになる!!今年こそは~~~!!!
(本気じゃないからできないだけ(笑;)

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